【現地レポ】イタリア・コンクラーベ（教皇選挙）期間中の空気と、観光客が注意すべきこと

街はいつもよりちょっとソワソワしてるよ。テレビやラジオでもコンクラーベの話題が多い。SNSでも「次の教皇候補は誰か？」っていう投稿がたくさん流れてきてて、教皇選びが本当に全国的な関心事になってる

教皇が亡くなった日は本当に誰と会っても自然とその話になった。カトリックじゃなくても、日常的に教会に通ってなくても、イタリアで暮らしてると教皇ってやっぱり身近に感じる存在だね。フランチェスコ教皇の訃報には多くの人が心を動かされたと思う

うん、でもやっぱりローマは別格。ミラノの人間にとっては「大きなニュース」って感じだけどローマではもっと「自分たちの街の一大イベント」っていう感覚。バチカンがすぐそこにあるから、ニュースじゃなくて“出来事”として受け止められてるよ。特に今、2025年5月7日から始まるコンクラーベを控えてローマの空気はかなり緊張感があるみたい。

コンクラーベは、教皇が亡くなった後に行われる次の教皇を選ぶための選挙のことだよ。以下のような手順で進行します

800年以上続く伝統だからね。でも、近年は少しずつ現代的な要素も取り入れられているよ。例えば宿泊施設の改善や、外部との接触を遮断するための技術的な対策などがある。今回のコンクラーベでは投票権を持つ枢機卿は133名で、その多くがフランチェスコ教皇によって任命された人たちなんだよ

信仰心が強い人にとってはもちろん精神的な支え。でもそれだけじゃなくて、もっと広く「道徳的なリーダー」っていう感覚があるかな

みんな詳しくはないけど、SNSとかメディアでは「この枢機卿が有力」とか「次はアフリカ出身になるかも？」とか憶測がいろいろ飛び交ってて、それを見てるだけでも盛り上がるよ。133人の枢機卿の中から89票以上の票を得た人が次の教皇になるから、毎回どんな結果になるか予測が難しいのも魅力のひとつだね

絶対に知っておいたほうがいいことがいくつかある。まず、サン・ピエトロ大聖堂は通常より入場制限が厳しくなることが多い。特別ミサや儀式で急に閉鎖されることもあるから、観光のスケジュールには余裕を持っておいた方がいいよ

予約してても変更されたりキャンセルになる可能性はある。あと広場周辺のセキュリティはすごく厳しくなるから、空港並みの荷物チェックがあると思ったほうがいい。バチカン警察は金属探知機とX線検査装置を増設して、手荷物検査の待ち時間が長くなることが予想されるから、できる限り荷物は少なくした方がいい

観光客が増えるから、スリも確実に増える。特にサン・ピエトロ広場や地下鉄ではリュックやカバンを前に抱えるようにして気をつけて！

うん。コンクラーベの時期にバチカンを訪れるって、そうそうない機会。教皇の死や新しい教皇の誕生は自分の生活に直接関係がないように思えるけど、街の雰囲気や人々の関心から「文化としてのカトリック」を肌で感じられる特別な時間だと思うよ