学費は最安2万円に免除?割引制度がとてもお得なイタリアの大学。一般的な学費と割引制度を具体的に紹介。留学を考えているなら必見!
このサイト、「イタリア 大学 学費」で検索してたどり着いてくれる方が多いって知ってた?
そうなんだ!イタリア留学を考えている人が見に来てくれてるのかな?
学費に関してはこのページでちらっと触れてるんだけど、せっかくなので今回はもう少し詳しくイタリアの学費についてお話ししたいなと思います(※2021年7月現在の情報)。ミラノに留学してみたいな~と考えている方の役に立てればいいな
わかりやすいようにミラノの大学を具体例に出して話してみてよ
ミラノに大学はいくつあるの?
ミラノってそもそも大学が9校しかないんだよね
- 国立:ミラノ大学(Università degli Studi di Milano)
- 国立:ミラノ・ビコッカ大学(Universita' degli Studi di Milano Bicocca)
- 国立:ミラノ工科大学(Politecnico di Milano)
- 国立:ミラノ音楽院(Conservatorio di Milano)
- 国立:ブレラ美術学院(Accademia di Belle Arti di Brera)
- 私立:サクロ・クオーレ・カトリック大学(Università Cattolica del Sacro Cuore)
- 私立:ルイジ・ボッコーニ商業大学(Università commerciale Luigi Bocconi)
- 私立:IULM大学(università IULM)
- 私立:サン・ラッファエーレ大学(Università Vita-Salute San Raffaele)
東京23区に154校あるのと比較するとものすごく少ないね!
しかもそれぞれ得意な分野がはっきりしてるから、どこの大学に行こう~って迷うことがほぼ無い。経済学系をやりたければ私立のボッコーニ大学が一番強いけど、国立のミラノ大学もビコッカ大学も悪くない。理系の人はミラノ工科大学。医療系なら母体が病院のサン・ラッファエーレ大学だし、文学系ならミラノ大学かIULMかな
わかりやすい!
今回は国立のミラノ大学と、私立のボッコーニ大学を例にして学費を見てみよう
国立の場合(ミラノ大学)
ミラノ大学(Università degli Studi di Milano)はここに学費が掲載されているよ。支払いが一回目と二回目に分かれてて、一回目の学費は€156(=約20,000円)。9月中旬から授業が始まるけど、支払い期限は9月末だよ
支払う前から授業に参加していいんだ!てことは、授業を受けてみて合わないと思ったら払わず抜けてもいいんだね
二回目の学費はISEE(家庭所得証明)の額によって決まる。二回目の支払いは学部によって満額で€ 3.050(約40万円)から€ 3.904(約50万円)なんだけど、例えばISEEが€20.000以下の場合は、二回目分はタダになります!
タダ!?ということは年間で支払うのは一回目の€156だけ??
そういうことになるね。ただ、イタリアで収入を得ていない外国人留学生の場合はISEEではなく出身国によって学費が異なるのには注意。世界が三つのグループにわけられてて、日本は一番学費が高いグループ3に振り分けられてる。この場合、二回目の支払いは学部によって€2.000か€2.560
ということは高い学部でも両方の支払い合わせて€2.716(=約35万円)か、日本の国公立と比べても安いね。収入が少なければ大部分を免除されるのもいい制度!
ちなみに二年目からは、前年に大学が定めた取得単位の90%を取得できていれば二回目の学費から€500が自動的に割り引かれる制度もあるよ!
業績に応じて割引されると学生も勉強を頑張れるね
今回はミラノ大学を例に挙げたけど、イタリアの国立大学の学費はどこもだいたいこれくらいだよ
私立の場合(ボッコーニ大学)
経済学の雄・ボッコーニ大学(Università Bocconi)の学費は年間€12.883(約170万円)で、詳細はここから確認できるよ
たっっっか!!!私たちが通ってた東京の私立大学よりも高いじゃん
かなり裕福じゃないとポンと出せる額じゃないよね。公立と同様、金銭的余裕が無い生徒向けに、奨学金制度があるよ。ここで記載されている通り、ISEEが€23.000かつISPE(資産証明)が€50.000以下の学生は学費が全額免除になるよ。ただし一年目の終わりに大学の定める単位数を取得していないと奨学金取り消しになるので注意!二年目以降は前年の取得単位によって奨学金が受けられるかどうかが決まってくるよ
私立なのに170万がタダになるの!?太っ腹~
ちなみに学食が割引になる制度や、狭き門だけど生活費を支援してくれる制度もあります
至れり尽くせりだね。でも国立大学みたいに、海外からの留学生は対象外なんじゃないの?
ボッコーニ大学の場合は留学生でもこの奨学金の対象になるみたい。ただしイタリアの制度上、留学一年目にISEEとISPEの証明書を取得するのはかなり難しいと思う。そもそも納税者番号(Codice Fiscale)が無いと申請できないんだけど、留学したてだとまだ書類も揃ってない可能性あるし、日本国内の口座の残高証明書を翻訳して提出したりと色々ややこしい
さっそく出鼻挫かれた。でも可能性が0じゃないならトライしてみる価値はある!?
もちろん!ISEEとISPEはCAF(Centro Assistenza Fiscale、税務アシスタントセンター)が有償で申請を手伝ってくれるので、一度話を聞きにいってみるのはありだね!
手伝ってもらうためにも、申請する時点である程度イタリア語が話せないと厳しいのは確実だね
ちなみに他の私立はもうちょい安いので安心してね。割引なしでも平均で年間€8.000(約100万円)くらいかな。ボッコーニが異常なのよ…
奨学金申請を狙って、まずは駅前留学!
制度をフル利用して賢く留学しよう!
国立でも私立でも割引制度や奨学金が充実してるみたいだね
大学によって色んな補助制度を出してるから、しっかり下調べして使えるものをフルに活用しなきゃもったいないよね。ちなみに国も外国人学生に奨学金を出してるのでこっちも併せてチェックしよう!
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