下ネタ的アート3選!3,500万円の “う〇こ缶詰”・有名絵画に隠された野グソの瞬間など

アート&音楽

一目見ただけではわからない、アートの中に巧妙に隠された下ネタ。ちょっと下品だけど、実は作者の表現したいものが複雑に表現されている?下ネタアート3選を一挙紹介します!

東京在住<br>まき
東京在住
まき

アートが好きで色々見てると、ときどき下ネタ的な要素を持った作品に出会う

ミラノ在住<br>アンナ
ミラノ在住
アンナ

アートって高尚なイメージだけど…例えばどんな?

実際には下ネタではなく表現のためにあえてやってるんだけど、ついニヤリとしちゃう作品を紹介するね

ブリューゲル「バベルの塔」

ルネサンス期のフランドルの画家ブリューゲルの「バベルの塔」。1563年頃の作品です

見たことないけど「バベルの塔」のエピソードは知ってるよ。けどこれのどこが下ネタ?

全体としては聖書のエピソードをもとに細かく描かれた大作なんだけど…画面左下、王様ご一行のやや右あたりの奥に注目してほしい

なんか、野グソしてる人いるんだよね

ほんとだ!?拡大しないと全然気づけない。でもなんで!?

それは明らかになっていない。左手前にいる偉そうな王様への皮肉という説もあるけど、単なるブリューゲルの遊び心とも考えられる

見つけたら「こんなの描かれてた!」ってちょっとテンション上がりそう。「ウォーリーを探せ」的な

ピエロ・マンゾーニ「芸術家の糞」

タイトルと写真で嫌な予感がする

おそらく想像通り。アルゼンチン生まれのイタリア人アーティスト・マンゾーニが1961年、自らのう○こを缶詰にしたというアートです

オエエエ。本当に中身はう○こなの!?

それは解明されてない。エディションで同じ作品が90個あるんだけど、誰も開封しないから。2020年にはオークションで約3,500万円の値がついてる

開封してどうするって話だし、価値下がっちゃうかもだもんね

自然乾燥で作られ、保存料も不使用。内容量30gで、当時の金30gと同じ値段で売り出された

金と同じ価値のうんこか。何を表現してるの?

資本主義社会におけるアート作品とは、作品の価格とは何か?という問いや、「作品はアーティストの内面を表現するもの」という価値観への皮肉などが込められているよ。

ちなみにうんこ缶詰を作る前に、「芸術家の息」という風船を膨らませただけの作品も売り出してる

アンドレス・セラーノ「浸礼 ピス・クライスト」

アメリカ人アーティスト・セラーノによる1987年の写真作品。お土産屋で数百円で手に入るような、数センチのプラスチックのキリスト像を撮影したもの

タイトルは攻めてるけど、作品自体はとくに変なところないように見える

ところが、キリスト教の抗議団体によって作品が壊されるほどの問題作。オリジナル作品は現存してない

どこに問題が?

キリスト像を取り囲むオレンジ色の部分、アーティストの尿が反射して光ってるんだよね。水槽におしっこをためて、その中にキリスト像を沈めてる

うわ…何なら「キラキラしてキレイ」くらいに思っちゃったよ。キリストがおしっこに浸されてるから「浸礼」なんだ。何を表現してるの?

作者的いわく信仰の表現。処刑時には血液に限らず様々な体液を流したであろうことをおしっこで表してる。「浸礼」はシリーズ作品で、牛の血液や牛乳など他の液体を使ったものもある。また安価な記念品を使うことで、宗教の商業化への批判も込めているそう

作品を通して伝えたいことが色々あったんだね。でも衝撃が強すぎて、水槽にこれだけの尿貯めるのどれくらい時間かかったんだろうとか余計な考えが先に来ちゃう…上級者向けの芸術だね

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