サイゼリヤ店内の絵画解説まとめ!「ヴィーナスの誕生」「受胎告知」「最後の晩餐」天使の絵など見どころ・豆知識をチェック

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サイゼリヤの壁に飾られてる絵画を解説!サンドロ・ボッティチェリ「ヴィーナスの誕生」フラ・アンジェリコ「受胎告知」ドメニコ・ギルランダイオ「最後の晩餐」ラファエロ・サンティ「システィーナの聖母」ウィリアム・アドルフ・ブグロー「アムールとプシュケー、子供たち」、天使とキューピッドの違いもチェック。

日本で手軽にイタリア気分にひたれる場所といえばサイゼリヤ。安くておいしいし壁の絵画も楽しめる

言われてみれば確かにイタリアっぽい絵画あるね!どういう絵が飾られてたっけ?

サンドロ・ボッティチェリ「ヴィーナスの誕生」(制作年:1483年頃)

これは有名!フィレンツェのウフィッツィ美術館で実物を見たよ。真ん中がヴィーナスなのはわかるけど、そういや周りの人たちは誰だろう?

ヴィーナス含め、全員ギリシャ神話に出てくる神。左のほっぺたを膨らませてるのは西風の神ゼフィロスで、抱きついてるのは精霊のクロリス。海から生まれたばかりのヴィーナスをふたりで岸辺に運んでいます

神なのにフーフー吹いて運ぶんだ(笑)拡大して見ると、クロリスも少しだけ息吐いてる!

右の女性は季節の女神のホーラ。岸に着いたヴィーナスをくるむローブを差しだしてる

ひとつの瞬間を切り取ったんじゃなく、1枚の中で左から右へと時間が流れてる絵なんだね。ところでこの絵って、何でここまで有名なの?

神話をモチーフに堂々と裸婦を描いたこと、美しさを優先して実際のプロポーションとは違う風に描いたことが当時革新的だったから、などが挙げられるね

フラ・アンジェリコ「受胎告知」(制作年:1440ー1445年)

受胎告知っていろんな画家が描いてるけど、この人のは仰々しくなくていいね

アンジェリコは修道士でもあったから、絵にも信心深さがにじみ出ているね

天使の羽がカラフルできれい!何か意味はあるのかな?

虹色の羽は、神の存在を表現したんじゃないかと言われてる。虹は旧約聖書でノアの洪水のあと、神が「もう人類滅ぼそうとしないよ」って約束の証にかけたといわれてるからね

ドメニコ・ギルランダイオ「最後の晩餐」(制作年:1476年)

ダ・ヴィンチのは有名だけど、この最後の晩餐は初めてみた!こちらに背を向けて座ってるのがキリストだよね?ユダはどれだろう…。

背を向けてるのはユダだよ。キリストは左から6番目の、頭に光輪のついてる人

ええ…わかりにくいな。なんならユダの右前の人もキリストっぽい見た目だし

ユダがハブられてる構図は当時定番だったんだけど、これだとユダが主役に見えちゃうよね。だからダ・ヴィンチ版は革新的だった

中央にドンと構えたキリストは明らかに絵の主役だし、窓が光輪の代わりになってるから現実の風景みたいで臨場感があるね!でも今度はユダがわからないな

この絵のユダは左から4番目に顔のある、テーブルに身体を乗り出してる男だね。キリストと同じパンに手を伸ばしていて、争いを予想させている

こんな細かい描写にまでこだわってるんだ!さすがダ・ヴィンチ

弟子たちも3人1グループの塊で描いて、絵全体にまとまりがもたらされているね

ラファエロ・サンティ「システィーナの聖母」(制作年:1513年 - 1514年頃)

こんなのあったっけ?

全体像じゃなくて、下の天使だけアップで飾られてるんだよね

あー確かにあった!この天使たちはグッズになってたりして有名だよね!大きな絵の一部分だなんて知らなかったよ

彼らのように子どもの姿をした天使は「プットー」と呼ばれ、ルネサンス期から宗教画に多数登場するようになったよ

ブレラ絵画館の話をしたときに天使には階級があるって言ってたけど、この子たちにも階級はある?

プットーは絵画上のにぎやかしだから、しいて言えば最下級になるかな。聖書には登場しないし、個体名もない

ウィリアム・アドルフ・ブグロー「アムールとプシュケー、子供たち」(制作年:1890年)

これも上半身だけトリミングして飾られてる

子どもとは言え食事の場で下半身まるだしはどうかと思ったんだろうね。あと急にかわいさがアップしてない?

ラファエロの頃から400年近く経ってるからね。その間に西洋に子ども=かわいいって感覚が定着して、絵にもそれが表れてる

天使単体で描かれてるのは、400年の間にプットーの地位も向上したから?

この子たちは天使じゃなくて、ギリシャ・ローマ神話のアムール(男)とプシュケー(女)だよ。本来は大人の姿で描かれることの多いテーマだけど、この作品ではかわいい子どもの姿で初々しく描かれてる

同じくブーグロー「プシュケーの誘拐」・アムールとプシュケーが大人の姿で描かれている

大人の姿だと可愛らしさより官能的なイメージが強くなるね!よく見たら女のほうの羽は蝶みたい。アムールとプシュケーはどんなキャラなの?

アムールはヴィーナスの息子で愛の神。エロス・クピド・キューピッドともいう。プシュケーはもともとは人間の王女なんだけど、すったもんだして神になってアムールと結ばれます。蝶の羽は神の姿のものだから、本当は子どもの頃は生えてないはずなんだけどね

キューピッドと天使は別物

あれ?キューピッドと天使は同じじゃないの?

キューピッドと天使は別物だよ。キューピッドはギリシャ・ローマ神話、天使はキリスト教と所属が異なる。子どもの天使は「神話のキューピッドみたいなカワイイやつ、キリスト教絵画にも欲しいな」って風に生まれたから、見た目はほとんど同じだけど…

キューピッドの方が天使より先なんだね、意外!見分け方はある?

弓矢を持っていたらキューピッド、頭に天使の輪がついてれば天使。どっちも描かれてない場合は周囲のメンバーで見分ける。神話の神々がいたらキューピッドだし、キリストやマリアがいたら天使です

なるほど!ほかの登場人物や絵画のテーマから判別すると間違いなさそうだね

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