イタリア “中絶” 事情！産婦人科医の7割は反対派・ 受け付けない病院や酷い対応も…カトリック国のスタンス

約50年前に認められた権利がここへきて覆されるとはね。難しい状況に陥る女性も多そうで心配

1978年から、妊娠90日以内の中絶の権利は認められてるよ！でも実際のところ、イタリア全国の女性がなんの障害もなく中絶を選べるわけではない

医療従事者に中絶反対派が多いんだよね。2019年のイタリア保険省の調査によると、産婦人科医の67％、麻酔医の43,5％、医師以外の医療従事者の37,3％が中絶反対派

州によっては産婦人科医の9割近くが中絶反対派。例えばモリーゼ州やカンパーニア州などは9割近くが反対派だよ

公的医療機関（病院および診察所）を対象にした調査によると、180機関のうち31では勤務してる医師・看護師の100％が中絶反対との結果が出てる。他にも50の機関では90％が、80の機関では80％の医師・看護師が中絶に反対しているよ

中絶反対の立場をとっている医療従事者は中絶に携わる業務を拒否してもいいことになってる。だから受けられないか、中絶できてもかなり否定的な態度を取られる可能性がある

中絶経験者から、医療従事者から尊厳や人権を否定されるような対応をされたって声が多く出てる。妊娠や育児に関して話すオンラインの掲示板やSNSでは、中絶の方法がわからなくて困っている人を助けるために、どの病院でどういう流れで中絶をしたかをこと細かく説明している投稿もあるよ

信仰心のない人も増えたけど、やっぱりカトリック国。中絶に対するスタンスは未だ厳しい

表面上はどの公立病院も受け付けているみたい。イタリア語のみだけど、各病院の受診を説明しているページがあるから載せておくね。2016年の情報だから今は状況が変わっているかもしれない

ただここにも書いてある通り、ミラノ北部のBASSINI病院は勤務してる産婦人科医の全員が中絶反対のスタンス。避けた方がよさそう