イタリアの道には必ず名前が付いている?日本と異なるイタリア式住所の仕組みを紹介!イタリアの道はゴミ箱だらけ?路上駐車は当たり前?広場って何に使うの?
住所は通り名
まき
イタリアの道って必ず名前がついてるよね。どんな意味があるの?
アンナ
人名や都市名から取った名称が多いよ。ダンテ通りとか、トリノ通りとか。道名で重要な道なのかどうかがわかることもあるよ。例えばミラノのドゥオーモ前には【ヴィットリオ・エマヌエレ二世通り】とイタリア王国の初代国王の名前が付いてるんだけど、この名前は大きな都市のメイン通りに使われることが多いね
建物の壁にプレートが取り付けられてるよね
通りのはじめと終わりに必ず取りつける決まりになってるんだ。出来れば交差点がある位置にも。イタリアの住所表記は【〇〇通り〇番】だけだから、道の名前が目的地を探す手がかりになる
その分、道の名前さえ覚えちゃえば、知らない場所でもざっくり道のりが想像できそうだね。あと目的地が道に挟まれてても、住所で入口がどちら側にあるかわかるのがいい!日本式だと、大きな建物にたどり着いても入口を探してぐるっと一周してなかなか入れないことがあるし
ゴミ箱がたくさん
ゴミ箱がいたるところに設置されてるのも日本と違うところだね
見渡すと必ず目に入るよね。ゴミが出た時も、そこまでは手に持っててもいいかなって思えるから、ポイ捨てせずに済みそう
公営で管理されてるんだけど、歩道にテラス席を設けてる飲食店のそばには設置が義務付けられてるから、繁華街では特にたくさん見るね。住宅街では逆に少なかったりする
路上駐車がスタンダード
ミラノ行ったとき、びっしり路上駐車されてる通りがあって驚いたよ
路上駐車専用スペースが設けられてる道がすごく多いんだよね。住民専用スペース・有料スペース・無料スペースの三種類があるよ
違法駐車ではないのね
道路が公営駐車場みたいな感覚。私営駐車場もありはするけど、路上駐車スペースが少ない地域だけかな。高級車や新車を持ってる人は、ガレージを借りてたりする。公道に停めてると夜の間に傷がつけられたり、安全とは言い切れないからね。私の友達は納車翌日に路上駐車してたら翌日きれいさっぱり車が無くなってたよ
悲惨すぎる…!
盗難意外にも、前後の車にぶつけながら狭いスペースに駐車する人も多いから、知らぬ間に車体に傷を付けられる可能性もある
ぶつけながらって、自分の車も傷ついちゃわない?
こっちではバンパーはぶつけるための部分だし、多少の傷やへこみは気にしない。割れた窓をビニールでふさいだり、サイドミラーをガムテープで補強した車が普通に走ってたりするし…車を綺麗に維持して、小さい傷もすぐ修理する日本のスタンダードに慣れてると、ちょっとびっくりするよね
車は消耗品とみなしてるんだね
「広場」の存在
イタリアやヨーロッパの街ってそこここに「広場」あるよね
イタリアでは広場はコミュニケーションの場。どんなに小さな町にも必ずある気がする。公園とはまたちょっと違う存在
広場はどう活用されてるの?
私は友達と散歩しながらおしゃべりすることが多いかな。ほかには子供たちがスケボーや自転車で遊んだり、ダンスの練習をする人がいたり。夜になるとテイクアウトしたお酒を持った若者でにぎわったりもするね。田舎では、老人たちが自宅から椅子やテーブルを持ち込んで、おしゃべりやトランプゲームをしてる風景もよくみるよ
旅行者にとっても街中の目印になるし、お店に入るより気軽に休めるから助かる存在だよね
コメント