イタリア・ミラノ在住者による一言イタリア語講座。第1回は本中の基本・イタリア語の挨拶!Ciao(チャオ)・Buongiorno(ボンジョルノ)・Salve(サルヴェ)の使用シーンや使い分けなどチェック。
コロナ禍が明けたらイタリア旅行したい人のために、一言イタリア語講座をはじめます!
私もイタリア旅行をより楽しむために学びたい!
まずは基本中の基本、挨拶で使う一言から!
Ciao(チャオ)
イタリアの挨拶といえばチャオが有名だけど、アンナに会いにミラノに行ったときはあんまり使ってなかった気がする
チャオはカジュアルな挨拶だから、実は使える場が限られてるんだよね。友達同士ではチャオで挨拶するけど、知らない人やお店の店員さんとに対しては適切じゃない場合もある
何を基準にして判断すればいい?
知らない人と話す場合は、フランクな場で相手がかなり年上っぽくなければ使っても問題ない。他は避けたほうが無難かな
店員さんにチャオはNG?
カジュアルなお店で、店員さんも同年代か年下なら使うことはある。あとチャオは「さようなら」としても使うよ
Buongiorno(ボンジョルノ)
ボンジョルノは丁寧な挨拶。「こんにちわ」とか「おはよう」の意味で使われます。丁寧だけど、友達や家族にも使うよ。ちなみにBuonは「良い」、Giornoは「日」という意味です。ただ使うのは午前中だけで、お昼を過ぎたら使えなくなっちゃうので注意!
午後や夜に丁寧な挨拶をしたいときは何て言えばいいの?
午後はBuon pomeriggio(ボンポメリッジョ)、夜はBuonasera(ボナセーラ)を使います。Pomeriggioは「午後」、Seraは「夜」という意味だよ
チャオ同様「さようなら」としても使える?
使えなくはないけど、日中の場合はBuona giornata(ボナジョルナータ)、夜の場合はBuona serata(ボナセラータ)と変化させた形のほうが自然かな
おまけ Buondì(ボンディ)
Buondì(ボンディ)は気の知れた相手限定の挨拶。おはよ!みたいな感じ
ボンジョルノの省略なのかな?
そう。Buon=良い・Dì=日、という意味。これもボンジョルノと同じく午前中だけに使ってね
Salve(サルヴェ)
チャオとボンジョルノを教えてもらったけど、その場で瞬時に使い分けるのは難しそう
そういう時こそこのサルヴェの出番。チャオとボンジョルノの間に位置するそこそこ丁寧な挨拶です。友達や家族には使わないけど、それ以外の人に対してはサルヴェ使っときゃ間違いないよ
救世主!でもサルヴェじゃなくボンジョルノだろ!って怒られることはない?
三ツ星レストランのウエイターがサルヴェ使ってたらちょっと「ん?」ってなるけど、日常生活ではそんな場はまずない。私は基本的に対知らない人・顔見知りレベルの年配の人・店員さんはサルヴェで挨拶してます
サルヴェもお別れの挨拶として使える?
使えます!ちなみにボンジョルノが友達同士でも割と使えるのに対して、サルヴェは身近な人に使うとめっちゃ違和感あるから避けたほうが良い
サルヴェは他人行儀な感じなんだね
観光客はどれを使えばいい?
色んなこんにちはの種類があるのはわかったけど、結局のところ観光客はどれを使って挨拶すればいいの?
ボンジョルノとサルヴェのどっちかを使ってたら間違いないと思うけど、日本人にはサルヴェの発音がちょっと難しいんだよね。「ル」が「L」だから、カタカナ発音だと相手が聞き取れない可能性がある。ボンジョルノはカタカナ発音でも伝わるから、こっちの方がいいかな?
でもボンシリーズは使う時間や来た時・去る時で変化して難しいんですけど
ボンシリーズは変換しなくてもさよならとして使えるから3つで済むよ。観光客なら時間による区別がざっくりでも変に思うひとはいないだろうし、とりあえず朝~昼ならボンジョルノ、夜ならボナセーラの2つでも問題ナシ!
何もかも忘れた時、無言よりはチャオって言ったほうがまし?
絶対にまし!イタリア人は最初の挨拶かなり大事にしてるし、観光客が頑張って現地の言葉使ってくれるのも嬉しいだろうから、黙るよりはチャオって言っちゃってください
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